データ解析環境について

気候予測データの解析環境を構築する 番外編― ”wxbcgribx.py”を動かす

はじめに 「気象ビジネス推進コンソーシアム(略称:WXBC)」により、 気象庁のGPVデータを処理し活用する方法を学ぶため、気象庁GPVデータ分析チャレンジ!入門(2023年10月26日)が開催されています。(現在受講中) www.wxbc.jp 事前準備として、” WXBCオ…

気候予測データの解析環境を構築する。その7―MCMCサンプラーの実行環境を構築する。

はじめに 気候予測データは、将来の平均的な「気候」状態を予測するためのもので、ある地域の気温・降水量の平均値や変動の標準偏差などの統計量がどう変化するか?を予測しています。(ココが知りたい地球温暖化より) www.cger.nies.go.jp 気温など、連続し…

気候予測データの解析環境を構築する。その6―Pythonライブラリ:Xarrayを導入する。

はじめに 前回、150年連続データセットのgifアニメーションを(力技で?)作成してみました cci-labo.hateblo.jp が、やはりQGIS上でアニメーションをぱたぱたさせたい!自分の住む地域を拡大してみてみたい!ということで、方法をさがしていたところ、以下…

気候予測データの解析環境を構築する。その5―Docker-wgrib環境を構築する。

気候予測データの解析環境を構築する。その4―Docker-wgrib2環境を構築する。では、GRIB2形式を読み込むための環境を構築しました。 cci-labo.hateblo.jp 気候予測データセット(DS2022)の「全球及び日本域150年連続実験データ」はGRIB1形式で公開されてお…

気候予測データの解析環境を構築する。その4―Docker-wgrib2環境を構築する。

はじめに 本研究室で利用させていただいている「気候予測データセット2022」から入手できるデータの形式は複数あります。 気候予測データセット解説書 第1章 気候予測データセット 2022 カタログ(詳細)に予測データとそのデータ形式が載っています。(1-4…

気候予測データの解析環境を構築する。その3-地理空間情報の処理環境を構築する。

はじめに 地理空間情報を扱うシステムをGIS(Geographic Information System)といいます。 GISは、地図や衛星画像などの空間データを管理・分析するためのシステムであり、気候変動予測シミュレーションの出力を地図上に表示したり、他の空間データと組み合…

気候予測データの解析環境を構築する。その2―python開発環境を構築する

はじめに WSL2にインストールしたUbuntuには、すでにPython3.10.?がインストールされており、すぐに使用することができるのですが、データ分析に役立つライブラリを活用することにより、効率的な処理が可能となります。 本研究室では、Python3の標準パッケ…

気候予測データの解析環境を構築する。その1-WSL2上にUbuntu-xface4を構築し、GUIで動かす。

はじめに 本研究室では、Windows Subsystem for Linux 2(WSL2)上のLinux(Ubuntu)上にPythonの解析環境を構築し、データ処理を行っています。 Linux上でデータ解析を行うメリットは様々ありますが、私が選択する理由は次にあります。 様々なオープンソー…