2023-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「全球及び日本域150年連続実験データ」を可視化する その7-札幌の平均気温のシミュレーション結果をヒートマップで表現する。

はじめに 今年の夏は北海道でもうだるような暑さが続きました。気象庁の”夏の天候のまとめ”によれば、2023年(令和5年)夏(6~8月)の日本の平均気温は1898年以降で夏として最も高くなったとのこと。 www.jma.go.jp 別紙(概況、統計値等)によれば、北海道…

「全球及び日本域確率的気候予測データ(d4PDF シリーズ)」を可視化する - 日本域ダウンスケーリングデータを用いて大雨の将来予測を可視化する。

はじめに 「全球及び日本域確率的気候予測データ(d4PDF シリーズ)」は、「大規模アンサンブル気候シミュレーション出力をまとめたデータベースの総称」で、「社会的関心の高い豪雨や台風などの発現頻度が低い顕著な大気現象の将来変化を評価・推定すること…

「全球及び日本域150年連続実験データ」を可視化する その6-回る地球上に地上気温変化を描く。

はじめに 前回は、QGIS上で全球の地上気温変化アニメーションを作成しました。 cci-labo.hateblo.jp ただやはり、本物の地球を観察しているような視点で描きたい! ということで(画面上で)回る地球儀にデータを貼り付けてアニメーションを作ってみます。 …

「全球及び日本域150年連続実験データ」を可視化する その5ー統合プログラム全球60km150年連続実験データから温度変化のアニメーションを作成・表示する。

はじめに 前回は60km格子の全球気候情報を使って世界的な温暖化傾予測データをアニメーション化しました。 ただ、全球で同じ気温スケールを使用しているため、高緯度域と低緯度域で色の変化域が異なり、気温がどう上がっていくかを直感的に把握するのはちょ…