2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「全球及び日本域気候予測データ」 - 創生・統合プログラム5km格子NHRCM日本域気候予測データを可視化する

はじめに 「全球及び日本域気候予測データ」は、創生・統合プログラムによる気候変動予測モデルの実験出力データで、 20㎞格子の全球気候情報と5㎞格子と2㎞格子の日本域気候情報が公開されています。 このうち日本域気候情報は30分~1時間の間隔の出力…

「日本域気候予測データ―格子点データ」を可視化する その2-2km版データの入手とマップ化

はじめに 「日本域気候予測データ」では、それまでの『「地球温暖化予測情報第 9 巻」データセット(「第 9巻」データセット)』に水平解像度 2km への力学的ダウンスケーリングを行った予測が追加されました。 「2km 版」データセットの計算で用いた NHRCM0…

「日本域気候予測データ―格子点データ」を可視化する その1-5km版データの入手とマップ化

はじめに 「日本域気候予測データ」には、バイアス補正をしていない「モデル格子点データ」と気象庁アメダス観測地点に対応するモデル格子点についてバイアス補正した「観測地点データ」の 2種類があります。 「観測地点データ」については、前の記事でマッ…

気候予測データの解析環境を構築する。その4―Docker-wgrib2環境を構築する。

はじめに 本研究室で利用させていただいている「気候予測データセット2022」から入手できるデータの形式は複数あります。 気候予測データセット解説書 第1章 気候予測データセット 2022 カタログ(詳細)に予測データとそのデータ形式が載っています。(1-4…

気候予測データの解析環境を構築する。その3-地理空間情報の処理環境を構築する。

はじめに 地理空間情報を扱うシステムをGIS(Geographic Information System)といいます。 GISは、地図や衛星画像などの空間データを管理・分析するためのシステムであり、気候変動予測シミュレーションの出力を地図上に表示したり、他の空間データと組み合…