はじめまして!

https://www.ipcc.ch/report/ar6/wg1/downloads/figures/IPCC_AR6_WGI_Figure_4_19.png Climate Change 2021: The Physical Science Basis Figure 4.19 | Mid-and long-term change of annual mean surface temperature. IPCC

みなさん、はじめまして。

 近年、豪雨災害など、地球温暖化・気候変動に対する不安が実感を伴うようになっており、今後もその影響が深刻化してゆく可能性があります。今の生活を将来世代に持続可能な形で残すためには、今後も進む気候変動に備え、影響を受ける側の脆弱性を軽減し、回復力のある地域を構築することが不可欠です。そのためにはまず、将来、自分たちの住む地域で気候がどう変化するかを見極める必要があります。
 本研究室は、素人・個人が誰でも、できるだけ簡単に、将来、地域の気候がどのように変化するかを示すグラフ・地図を作成する方法を開発し、紹介していくことを目指しています。 気候変動への適応は、政府、企業、個人など、すべてのレベルの協力とコミットメントが必要です。企業や個人の方々にこのページの情報を使っていただき、気候変動に強靭な社会・地域をつくる手助けになることを願っています。

気候変動と気候変化

 本研究室では、”Climate Change"を”気候変化”と訳しています。 これは、大学時代のボスの影響で、IPCC第2次評価報告書の輪読会で”気候変動”と訳すとその都度訂正されたものです。
 「変化」は「変動」より長い期間にわたって発生するより大きな、より永続的な変化を指しますので、現在の人為的地球温暖化に伴う様々な気象現象の変化は「気候変化」と呼ぶべきだと思っています。が、長いものには巻かれる性質なので、記事内では「気候変動」を使います。

記事のカテゴリについて

本研究室では記事を以下のカテゴリに分類しています。

  • 気候変動について :気候変動に関する解説や最新の情報についての記事。
  • 気候予測データについて :気候予測データの処理、可視化の方法についての記事。
  • 解析環境について :気候予測データを扱うための解析環境構築についての記事。

難しい部分が含まれるのは致し方ないところですが、本ブログを参考にすれば”誰でも気候予測データを可視化できる”よう、わかりやすい記事を書きたいと考えています。 また、本研究室は個人で勝手に「研究室」を名乗っているもので、大学等のアカデミアとは何の関係もありません。ご了承ください。 よろしくお願いいたします。